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千原せいじ子育てトーク!弟ジュニアの結婚宣言は「大人になってない!」と全否定!?

4人の俳優が12年間ひとつの家族を演じた。
その歳月から生まれた、感動の物語。
『6才のボクが、大人になるまで。』
千原せいじが子育てトーク!
弟ジュニアの結婚宣言は「大人になってない!」と全否定!?

6才のボクが、大人になるまで。


6歳の少年とその家族の12年間の物語を、同じキャストで実際に12年の期間をかけて撮影した『6才のボクが、大人になるまで。』。今年のベルリン国際映画祭で観客を驚かせ、監督賞を受賞した本作が、11月14日(金)より全国公開となりました。
1人の少年が大人になっていく様子のみならず、若い両親が転職や子育ての悩み、離婚や再婚など、現代の大人たちが抱える様々な問題に向き合い、そして成長してゆく過程を丹念に綴ったヒューマンドラマである本作。
この度、その公開を記念し、千原せいじさんをゲストに迎え、トークショー付き試写会を実施しました。
●『6才のボクが、大人になるまで。』公開記念トークショー
実施日:11月3日(月・祝)
会場:アキバシアター
登壇者:千原せいじさん
MC:本日は、『6才のボクが、大人になるまで。』トークショー付き試写会にご来場いただきありがとうございます。
本日のスペシャルゲストは、本作が “家族の12年間”を描いている事にちなみ、まさに今、子育てをしている方で、最近は子育て評論家?とも言われてらっしゃる千原せいじさんです! 大きな拍手でお迎えください。
<千原さん、客席後ろから登場>
千原さん:ほな聞いてみましょうか! 映画どうやった?
観客:今日は18才の娘と来ていて、自分と重なる部分も多くて面白かったです。
千原さん:あんたそんな波乱万丈な人生送ってきたん!?

6才のボクが、大人になるまで。

MC:千原さん、相変わらず、一般の方とのコミュニケーションがすごいですね!
千原さんは以前からこの映画を知っていたそうですね?
千原さん:ふだん『トランスフォーマー』くらいしか映画は観ないけど、この映画の事は知ってた。そしたらマネージャーからこの仕事が来て、すぐやるわ!って決めた。なんか縁があったんかな。
MC:まず作品について伺いたいのですが、映画ご覧になっていかがだったでしょうか?
千原さん:12年間もこの映画をモチベーション下げずに作り続けるって、監督どうやったんやろ? 俺は8分くらいしかもたんわ! ある意味変態やろうな。一緒に飲んだらおもろいんじゃないかな。
MC:まさに今、イーサン・ホーク演じる父親と同じ子育て中の千原さんですが、この映画のどんなところに共感されましたか?
千原さん:父親の能天気さがええな。ええオヤジや。ボーリングでガーターなしレーンを使わせなかったのが素晴らしい。うちも絶対使わせんようにしてるわ。
あれくらい極端な教育の方が子供にもきっと伝わんねん。それが正しいかは子供が大人になってから自分で判断すればええ。
でもキャンプの準備は手際悪すぎるわ! 泳ぐっちゅうのに水着持ってきてないし、グローブとか、バトミントンとかあった方が絶対楽しいって!
親の方が子供と遊びたいんやろうな。
子供の成長幅と親の成長幅が違いすぎんねん。子供は我慢を覚えたり、自分でいろんな事を理解するようになるけど、オヤジはそのままやったからな。
あんなオヤジになりたいわ。
MC:自身と、11才の息子さんの関係はいかがですか?
千原さん:俺の部屋に入ってくるし、あっちはまだ興味あるんやろうな。
でもあいつ、よそで自己紹介する時『ジュニアのおいっこ』って言ってるらしい。
TKOの木下にもそう言って挨拶してたらしいで。
MC:ちなみに千原さんが6才から18才になるまではどんな感じだったんでしょうか?
何か印象に残っているエピソードをお話しいただけますか?
千原さん:ほぼ変わってないですね。主人公と同じ6才の時に引っ越して、違う街にポツンと行くことになったんだけど、別れがつらいなとか、友達出来るのかな…とか…全然思わなかったですね! あんまり気にしない子だった。
MC:そのころって夢はありましたか?
千原さん:俺が小学5年生の頃、交換日記ブームが起こったんですよ。
今のメール代わりやね。俺も友達とやってたんですけど、当時の女友達からその日記が出てきたって連絡があって、「よしもとのお笑い芸人になる!」って書いてあったって教えてくれました。
ある意味(サッカー選手の)本田と一緒ですよ!
よしもとの10番背負ってるかは別として…
MC:お子さんには夢を叶えるためのアドバイスってしていますか?
千原さん:頑張ったって叶うわけじゃない、って教えてますね。
どれだけ努力したって、運とか時代とかいろんな奇跡が起こって、さらにそこから努力しないと夢は叶わんから。
でも努力しないとその奇跡にカスリもしないから、努力もしないといけないと言ってるけどね。
MC:幼いころのジュニアさんとのエピソードはなにかありますか?
千原さん:俺が6才の時にあいつは2才やったけど、オカンがおむつ変える時にあいつがうんこして、オカンがうんこまみれになって笑ってたのを覚えてる。なんでうんこまみれになって笑ってんねん!って少年のせいじは思ってました。
MC:この映画を誰にすすめたいですか?
千原さん:うーん。とりあえず三又又三には観てほしくないな! あいつに映画を評価されるとか気に食わんわ!
誰にとかっていうのはないけど、この映画は観る人によって視点が変わるからちゃんとポイントを決めてからすすめたいな。
MC:では最後に、会場にいらっしゃるお母さんから、子育てに関する悩みをいただき、千原さんからアドバイスをお願いします!
会場のお母さん:10才の息子が芸人になりたいと言っているんですが、なんてアドバイスしたらいいでしょうか?
千原さん:芸人になるなと言い続けるのがベストやな。最近は親に応援されてる芸人とか、ルール守る芸人とかおるけど、俺は全否定してるから!
親に応援されてるような芸人なんて、そんなん絶対面白くないやん!!
会場のお母さん:子供がやりたい事が見つからないようなんですが、
どう背中を押してあげたらいいでしょうか?
千原さん:今の子供は選択肢が多いからな! 俺の頃は田舎出て飯食うことを考えたら芸人かプロレスラーか野球選手か相撲の4つしかなかったわ!
今は東京に金メダル選手の道場がなんぼもあるやん。ほっといたらええと思いますよ!

6才のボクが、大人になるまで。

・囲み取材内容
Q:息子さんは将来何になりたいと言ってますか?
千原さん:あいつが直接俺に何か言ってくる事はないな。
自分もそういうタイプじゃなかったし、好きなようにやったらええ。
通信簿も見ないし、息子の成績も知らない。
勉強してなかった俺が勉強しろ!っていうのもおかしな話やし。
Q:現在コミュニケーション不足で夫婦関係に悩んでる人々にアドバイスはありますか?
千原さん:コミュニケーションをとりにくるのが嫌がられるからほっといたらええねん。
俺はほっとかれてる。
嫁はんとの会話も『チャリンコ貸してくれ』くらいしかないわ。
Q:年末の予定は決めていますか?
千原さん:嫁はんは実家らしいけど、俺は息子まかせやな。
あいつはあいつで、俺の遊びにばっかり付き合うとかーちゃんが寂しがるのわかってるから、バランスとってるみたいや。
Q:子供が中々独り立ちしない昨今の状況や教育方針をどう思いますか?
千原さん:それは大人が悪いのであって、子供のせいやないよ。今の世の中は不健康やと思う。俺らの時代は大人にあこがれてたけど、今はかっこ悪いからあこがれないんやって。そんなの寂しいやん。大人はなんでもインターネットのせいにするしな。あれは絶対必要なものなんやから!
Q:ジュニアさんがあと2年で結婚すると宣言していましたが、兄としてアドバイスはありますか?
千原さん:あいつはあの年になってなんにも分かってないな。まだまだガキやで!
彼女もいないのに、今から2年で結婚なんてできるわけないやろ! アホちゃう!!
世間知らずやな~。俺は嫁はんと知り合って10年でようやく結婚までいった。
2年って…アホちゃうか!!!
Q:最後に映画のPRをお願いします!
千原さん:12年間を撮り続けたすごい試みを観れるっていうのが、この映画の見所なんで、その12年がどうなってるか、ぜひ楽しんで観ていただけたらと思います!

『6才のボクが、大人になるまで。』
11月14日(金)TOHOシネマズ シャンテ他にて公開
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