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Vol.12 『アイ・アム・レジェンド』

ロッキードSR71。最高速度マッハ3.2を誇り、配備されていたときには1機も撃墜されなかったという偵察機。ニューヨーク、イントレピッド海上航空宇宙博物館に飾られているSR71はこれ↓

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アイ・アム・レジェンドこの博物館のSR71の翼の上で「プロ級だぜ!」といいながらゴルフボールを打つウィル・スミス……。ということで、遅ればせながら『アイ・アム・レジェンド』観賞……いや、『バガー・ヴァンスの伝説』のようなゴルフ映画じゃないですよ(^_^;)
今年の正月映画はあまり食指が動かず、このまま1本も観ないかも知れないなぁと思ってのですがこの『アイ・アム・レジェンド』、リチャード・マシスン原作だというじゃありませんか。そりゃあ観なきゃいけませんよねぇ。まあ、マシスンの名前で反応する人間もめずらしいかも知れませんが、アメリカのTVドラマ『トワイライト・ゾーン』で脚本を書いていた方です。
『トワイライト・ゾーン』というとロッド・サーリングが有名ですが、マシスンも15本か16本脚本を書いていて、これがけっこうおもしろくて気に入っているエピソードが多いです。『ポルターガイスト』の原型となったといわれる「消えた少女」とか、映画版の元ネタの「高度二万フィートの悪夢」とかね。『トワイライト・ゾーン』以外でもスピルバーグのデビュー作となった『激突!』もマシスンの作品。
孤独とか一人というような状況を使ってハラハラドキドキさせるストーリーを作ることにおいては、第一人者といっても過言ではないんじゃないでしょうか。どの作品を観ても、これはハズレという記憶はないですね。当然映画館で観ないとねぇ(^O^)
本作においてもウィル・スミス演じる主人公が半分以上一人で演技しているのにぐいぐい引きつけられる感じでした。相手なしでの演技というのはかなり難しいと思うんですが、うまかったです。ウィル・スミスっていろんな役をやりますけど、そつなくこなすなぁという印象があります。
『アイ・アム・レジェンド』は、ウイルスによって人類がほぼ壊滅。そのウイルスによってモンスターと化した人々との戦いというストーリーなわけですが、このモンスターがまたタトポロス。Vol.11で書いた『バイオハザードIII』といい、意識してないのにタトポロスづいてる私……。
ホラー色が強いので、そういった映画が苦手な方にはあまりオススメできませんが、映画ならではのハラハラドキドキが楽しめる映画です。
あっ、そういえば、マシスンが第2話から第4話の脚本を担当した『トワイライトゾーン/超次元の体験』のDVDがようやく発売されることになったそうです。スピルバーグ監督作品でDVDになっていない残り少ない作品。もちろん公開時に映画館で観ているんですが……DVD、買っちゃうなぁ、たぶん(^_^;)


このコラムは2008/1/10にゴルフブログ「振り向けばカジュアルウォーターIII」に掲載されたものです。


トワイライトゾーン/超次元の体験
スキャットマン・クローザース アルバート・ブルックス キャスリーン・クインラン

おすすめ平均
stars待ってましたぁ!初DVD化!
starsぜひ吹替えも!!
starsこれだけ待たされて、特典はどれくらいあるのだろうか…

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