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ソフィア・コッポラ『SOMEWHERE』ヴェネチア映画祭グランプリ受賞!

ソフィア・コッポラ最新作
『SOMEWHERE』
第67回ヴェネチア国際映画祭 コンペティション部門
“審査員満場一致”の金獅子賞受賞!!
この度、東北新社配給作品、ソフィア・コッポラ監督最新作『SOMEWHERE』(原題)が、9月1日~11日まで開催された第67回ヴェネチア国際映画祭のコンペティション部門でグランプリにあたる金獅子賞を受賞しました。
公式上映時より地元イタリアメディアを中心に高い評価を得ていた本作は、審査委員長クエンティン・タランティーノ以下審査員の心を強く掴み、満場一致による金獅子賞受賞が決定しました。


審査委員長クエンティン・タランティーノのコメント:審査員満場一致で(金獅子賞に)決定した。我々は最初の試写から『SOMEWHERE』に魅了されてしまった。審査員と他の作品の話をしていても、『SOMEWHERE』に立ち戻ってしまった。(金獅子賞を与えるにあたって)我々の求めていた芸術性を感じた。ソフィアにこの賞を渡せることを嬉しく思う、と賛辞を述べた。
ソフィア・コッポラ監督の受賞コメント:信じられない!! 誇りに思います。受賞は、この作品がより多くの人へ届く助けになります。(父である映画監督フランシス・フォード・コッポラに対し、)私に映画作りを教えてくれたことを感謝しています。ありがとう。
また、「現代のロサンジェルスを舞台にした親密な作品」と自ら位置づける本作の受賞によって、「このような小規模なパーソナルな映画が増えると嬉しい」と述べた。
ヴェネチア映画祭でプレミア上映された後、数々の賞レースを席巻しアカデミー賞脚本賞を受賞した前々作『ロスト・イン・トランスレーション』(2003)同様、本作の今後の賞レースの行方にも大きな注目が集まる。アメリカ公開は12月22日。
日本中の女性を虜にした『マリー・アントワネット』から4年、ソフィア・コッポラ待望の新作はアカデミー賞脚本賞に輝いた『ロスト・イン・トランスレーション』以来のオリジナル・ストーリー。
舞台は、ハリウッド伝説のホテル“シャトー・マーモント”。
孤独を抱えるハリウッド俳優が、離れて暮らす一人娘との触れ合いによって自らの人生を見つめ直す感動のドラマ。
タブロイド紙を頻繁に賑わす俳優ジョニー・マルコ(スティーヴン・ドーフ)は、ハリウッドにある伝説的なホテル、シャトー・マーモントで暮らしている。フェラーリを乗り回し、ホテルで一緒に過ごす女性にも事欠かないが、孤独を抱えて生きている。そんな中、別れて暮らす11歳の娘クレオ(エル・ファニング)が、不意にシャトーに現れる。クレオと過ごす日々によってジョニーは自分の人生を見つめ直し始めるが・・・。
監督・脚本:ソフィア・コッポラ『マリー・アントワネット』、『ロスト・イン・トランスレーション』(第76回アカデミー賞脚本賞受賞)
撮影監督:ハリス・サヴィデス
プロダクション・デザイン:アン・ロス
音楽:フェニックス
出演:スティーヴン・ドーフ、エル・ファニング、クリス・ポンティアス
2010年/カラー/ビスタ/98分
© 2010 – Somewhere LLC
『SOMEWHERE』
2011年4月2日(土)、新宿ピカデリー他全国ロードショー
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