MOVIEW SNS:Bluesky Threads Twitter Instagram YouTube

『しあわせの雨傘』カトリーヌ・ドヌーヴ 来日舞台挨拶のご報告

『しあわせの雨傘』原題:POTICHE 東京国際映画祭舞台挨拶のご報告
劇中で“お飾りの妻”から、女性社長へと可憐に転身するカトリーヌ・ドヌーヴ
の来日&お誕生日を祝い、≪理想の女性上司≫常連の真矢みきさん登場!!
フランソワ・オゾン監督 × カトリーヌ・ドヌーヴ
『8人の女たち』以来の強力タッグでお届けする、フレンチ流・人生讃歌
10月24日(日)、東京国際映画祭開催中のTOHOシネマズ六本木ヒルズにて、映画『しあわせの雨傘』が特別招待作品として上映され、上映前には来日した主演女優のカトリーヌ・ドヌーヴが舞台挨拶に登場!!
本作でカトリーヌ・ドヌーヴは、綺麗に着飾って夫の言うことを聞いているだけでいいと言われている「お飾りの妻」だったが、ある日夫が倒れたことから、夫の雨傘工場を運営することになり、彼女ならではの感性で傾きかけていた工場を立て直し女性社長として活躍していくという役どころを演じている。
今回はそのキャラクターにちなみ、日本で毎年「理想の女性上司」ランキングの上位に名前が挙がる女優・真矢みきさんがゲストとして舞台挨拶に駆けつけた。


●東京国際映画祭公開記念イベント
日時:10月24日(日)
場所:TOHOシネマズ六本木ヒルズ(東京国際映画祭にて)
登壇者:主演女優カトリーヌ・ドヌーヴ
ゲスト:真矢みき
ドヌーヴ×真矢みき、という豪華な写真をおさめようと、スチールの方が殺到!
予定よりも長いフォトセッションとなりました。
・コメント
Q:まず一言お願いします。
カトリーヌ・ドヌーヴ:この作品を携えて来られてとてもうれしいです。フランスでもまだ公開されていないんですよ。
Q:今回の作品、8年ぶりのフランソワ・オゾン監督とのコラボレーションはいかがでしたか?
カトリーヌ・ドヌーヴ:8年で人はすごく変わるので、二人ともとても変わりましたね。『しあわせの雨傘』は、特にコメディでしたし、親密で良好な関係を築けてよかった。
Q:今年に入って二回目の来日ということですが。
カトリーヌ・ドヌーヴ:日本のことは大好きで何回も来ているのですが、あいにく滞在はいつも短くて・・。今回もショートステイです。
Q:10月22日がお誕生日だったそうですね。そして今日は、スペシャルゲストがお祝いにかけつけてくれました!! 『しあわせの雨傘』のスザンヌは、男性からも女性からも愛されるキャラクターですよね。この方も日本で、男性のみならず、女性からも圧倒的な羨望を集め続けている方。真矢みきさんです!
真矢みき:みなさんこんばんは。はじめまして、ドヌーヴさん。スクリーンを通さずお目にかかれて光栄です。今日はドヌーヴさんにちなんで、雨傘が必要な天気となり、ロマンチックな日だと思って家を出てきました。そして「お誕生日おめでとうございます」(フランス語で)
Q:真矢さんは、もう『しあわせの雨傘』をごらんになったんですよね。
真矢みき:ドヌーヴさん演じるスザンヌの自然体なる愛の溢れる感じを見て、どんなに時代が変わろうと、人間は変わらない愛で包まれていると感じました。今日から傘をさすたびに、スザンヌの愛につつまれて雨に濡れない、そんなポジティブな気持ちになりました。
Q:役柄を演じるとき、自分と重ね合わせることがあると思うのですが。
真矢みき: ドヌーヴさん、スザンヌと自分を重ね合わせるところはありました
か?
カトリーヌ・ドヌーヴ:共通点はありましたし、ポジティブに何があっても、前向きに関係を築いていけたら、と思ったりしました。
ポスターは、とてもスポーティですよね。
確かに、この作品は、このシーンから始まるので、きっと皆さんはとても驚かれると思いますけれど、私を良く知る人は驚かないと思いますよ。
真矢みき:ドヌーヴさんのアイデアもいかされているそうですね。
カトリーヌ・ドヌーヴ:このシーンで提案したのは、ヘアカーラーを付けたまま走るということです。これは身支度をする際、時間を短縮する為に、アメリカ女性等もよくやる方法かな。洗練されすぎないようにしたかった。
Q:人生を楽しむ、謳歌することがとても良く伝わってくる映画ですね。お二人の人生を謳歌する秘訣は?
カトリーヌ・ドヌーヴ: 今現在を楽しむということです。特に、こうやって観客の皆さんにお会いすることも。
真矢みき:そうですね。こうやって半世紀生きてくると経験値ばかり増えていきますが、いつまでも好奇心旺盛で柔らかい視線をもって生きていきたいですね。
Q:今回の来日で、絶対やりたいことは?
カトリーヌ・ドヌーヴ:今回は無理だけど、次回は仕事で来る時でも、オフの日をいただいてどこか旅行してみたいです。
●ストーリー
スザンヌ・ピュジョル(カトリーヌ・ドヌーヴ)は、朝のジョギングを日課とする幸せなブルジョワ主婦。
夫のロベールは雨傘工場の経営者で、「妻は美しく着飾って夫の言うことを聞いていればいい」という完全な亭主関白だ。ところがある日、ロベールが倒れ、なんとスザンヌが工場を運営することに。
ブルジョワ主婦ならではの感性で、傾きかけていた工場は大盛況! だが、新しい人生を満喫する彼女のもとに、退院した夫が帰ってきた・・・・・・。
夫、子供、昔の恋人、そして工場の従業員たちと繰り広げる、涙あり笑いありの人生讃歌!
映画史に刻まれる名作『シェルブールの雨傘』を彷彿とさせる色とりどりの傘に囲まれ、フランス大女優がふたたび大輪の花を咲かせる――。
監督:フランソワ・オゾン
脚本:ピエール・バリエール、ジャン・ピエール・グリディー、フランソワ・オゾン
出演:カトリーヌ・ドヌーブ、ファブリス・ルキーニ、ジェラール・ドパルデュー、ジェレミー・レニエ ほか
2010年/フランス/フランス語/103分/カラー/35mm
『しあわせの雨傘』
2011年1月 TOHOシネマズ シャンテ 、新宿ピカデリー他全国順次ロードショー!!
→『しあわせの雨傘』の記事を探す
→カトリーヌ・ドヌーヴの記事を探す