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高良健吾×鈴木杏・W主演『軽蔑』映画化決定

廣木隆一(監督)×高良健吾×鈴木杏(W主演) 映画『軽蔑』映画化決定
この度、角川映画では、芥川賞作家・中上健次の最後の長編作品『軽蔑』を映画化する運びとなりました。死後18年経った今でも圧倒的な力を持つ中上健次による異色のラブストーリーを元に、今最高に旬な若手俳優、『ソラニン』の高良健吾、『花とアリス』の鈴木杏のW主演により、純粋で不器用な、愛し合うがゆえに引き裂かれていく、壮絶な純愛を描いた作品です。
●映画作品情報
製作日程:10月24日クランクイン、11月下旬アップ予定/完成:2011年1月
公開予定:2011年/製作:角川映画・ステューディオスリー/配給:角川映画


監督:廣木隆一
出演:高良健吾、鈴木杏
大森南朋 忍成修吾 村上淳 根岸季衣 田口トモロヲ 緑魔子 小林薫ほか
●ストーリー
名家の一人息子として生まれながら、上京して賭博に明け暮れる暮らしをしていたカズ(高良健吾)。新宿歌舞伎町のポールダンスバーでNo.1の踊り子・真知子(鈴木杏)と、熱烈に魅かれあい、二人はカズの故郷に帰って新しい生活を始める。
しかし父親の一幸(小林薫)をはじめ、周囲は二人の関係を認めようとしない。「愛しているけど、ここじゃ一緒にいられない」と引き裂かれる想いで東京へ去る真知子。やがてカズは高利貸しの山畑(大森南朋)の金で賭博に身をやつす。失意のカズは彼女を追い求め愛を確かめ合うが、二人を待ち受けていたものは過酷な運命だった・・・。
●高良健吾さんコメント
原作は中上健次さんですし、そして監督が廣木隆一さんというだけでぜひ!という気持ちでした。(廣木監督との再タッグについて)とても身が引き締まる思いです。本当に自分の役者としての軸を作ってくれた方なので、また誘っていただいて光栄です。
●鈴木杏さんコメント
廣木 隆一監督、高良健吾さん、とお名前を聞いた時点で「演りたい!」と思いました。なんだか大きなものが舞い降りてきた、と思いました。脚本も原作も素直に面白いし素敵だな、と思いました。(主人公の二人は)ダメな二人だけれど、その中で光っている純粋さがとてもキレイ。(ダンサー役について)ポールダンス、難しいです。どれだけ練習してもなかなか自分の思い通りにいかず悔しい日々が続きますがようやく楽しめるようになってきました。
●廣木監督コメント
僕が映画界に入った頃からの憧れの作家だったのでいつか挑戦したいと思っていた。高良健吾は、まだまだの未知数で広がっていてどんなイメージにも染まらない魅力があるように思います。役の上で変化していくのを年を重ねて見守りたいと思います。(鈴木杏について)彼女自体が自分のイメージではない所までいって欲しいと思います。
●原作:軽蔑 発表:1992年
朝日新聞社から1992年、単行本が発行(販売部数、累計46,000部)、集英社から99年、文庫が発行(販売部数、累計18,000部)され、角川書店から2011年に新たに文庫化予定!
●原作者:中上健次(1946~1992)
46年8月2日、和歌山県新宮市の被差別部落に生まれ育つ。
76年、肉親の血の問題を描いた「岬」で芥川賞受賞。他に長編「枯木灘」「千年の愉楽」「奇蹟」など。主に紀州熊野を舞台に膨大な作品を残し、地元住民を集めて無形の学習体系・熊野大学を設立。92年、腎臓癌のため死去。享年46。
本作が最後の長編となる。
『軽蔑』
2011年、全国劇場公開予定
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