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Vol.161 『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』

ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコルシネマメディアージュにて『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』観賞。もう1週間以上前に観たのに全然書いてる時間がありませんでした……。
もはや説明する必要もない『M:I』シリーズの4作目にして最新作。主演はもちろんトム・クルーズ。今回はミッションを受けるというよりも、イーサン・ハント自身にかけられたクレムリン爆破の容疑をはらすための行動が描かれています。


目玉はなんといっても現在世界一の高さを誇るドバイのブルジュ・ハリファでのアクション。目もくらむようなような高さで外壁に出るイーサンを、スタントマンなしで演じたということで、その緊迫感はすばらしかったです。
さらに砂嵐の中でのカーチェイスをはじめ、アクションシーン満載で最初から最後まで楽しませてくれるシナリオになっているので、派手な映画が好きな方にはとてもいいのではないでしょうか。
ただ逆に言うとそれしかないという感じもあります。観客が『M:I』シリーズに求めているものがそういう方向なのだと思うのですが、俗に言うジェットコースタームービーといった感が否めず、何も考えずに最後まで一気に持っていかれてしまう。娯楽作品としてはいい作りなんだと思いますが、個人的にはもはや違う映画だなという気がしました。
このシリーズは元が『スパイ大作戦』だったはずですが、どうもそのテイストがあったのは1作目だけで、続編は違う話になっている。2作目なんか派手でしたが、やってることは単なる女の取り合いでしたし(^_^;)
1作目にあったような、ドンデン返しにつぐドンデン返しとか、誰が味方で誰が敵だかわからない緊迫感の中でのミッションというおもしろみがまったくなく、アクションと秘密兵器的な最新鋭の機械を使ったシーンが交互にくるだけ。与えられた困難なミッションにどう立ち向かうのか? どうクリアするのか? そういう、このシリーズ本来のおもしろさがなくなってしまったなと。
確かにこれまでの映画で観たことのないようなシーンが連続するんですが、このジャンルは007にまかせておけばいいのではないか?という気がします。『M:I』シリーズならではという感じがせず、とにかく有無を言わさず駆け抜けておけばいいだろうという、そんなイメージのシナリオ。いろいろ膨らませることもできるだろうと思うのですが、まあ、要するに深みがないとでも言えばいいでしょうか。
今年の正月映画では間違いなくNo.1のヒット作になるとは思いますし、映画館で観る価値のあるシーンの連続ではあるので、観て損はないと思います。
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