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やなせたかしラストメッセージ『アンパンマン』今年も映画公開!

日本中の子供たちに絶大な支持を受け、“愛”と“勇気”を届けるアンパンマンが、今年の夏も映画館にやってきます!
映画シリーズ26作目を迎える本作のタイトルは、『それいけ!アンパンマン りんごぼうやと みんなの願い』。7月5日(土)より、“元気100倍”全国ロードショーします。

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2月6日(木)10時30分より、昨年10月13日に94歳で亡くなったアンパンマンの原作者・やなせたかし先生に感謝の意を込めて、「ありがとう! やなせたかし先生 95歳 おめでとう!」の会(主催:やなせスタジオ/フレーベル館)が、新宿NSビルにて開催されました。
会が始まる直前に行われました関係者による囲み取材で、今後のアンパンマンについての報告があり、毎年夏に公開し今年26作目を迎える映画シリーズも、例年通り製作されていることが正式に発表されました。
●やなせたかし先生のラストメッセージ
2011年3月11日の東日本大震災までは、「そろそろ俺も引退だ」と口にしていたやなせたかし先生でしたが、震災後は一生現役を貫くとおっしゃいました。いままで経験したことのない大災害に、追い打ちをかけるように放射能汚染問題。そうした追いつめられた状況の中で、子どもたちを元気づけたのは、あの「アンパンマンのマーチ」でした。
震災後、笑いを失った子どもがアンパンマンのポスターを見て笑顔を取り戻し、大人たちはその詩の深さにあらためて勇気をもらったという報道に、やなせ先生は生涯現役を決断されたのです。
そして復興三部作として映画の原作に取り組まれたのです。
2012年は復興をテーマにした『それいけ!アンパンマン よみがえれバナナ島』、2013年は希望をテーマに『それいけ!アンパンマン とばせ!希望のハンカチ』、2014年は最後の原作となった絵本「アンパンマンとりんごぼうや」をもとに望郷と故郷の再建をテーマとした『それいけ!アンパンマン りんごぼうやとみんなの願い』です。
ここに、やなせたかし先生のラストメッセージをお届けします。

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「新聞に連載されていた記録に感動しました。小さな村を改革して牧畜業に切り替え、ようやく軌道にのりはじめた時、東日本大震災で原発事故。放射能に汚染された村を離れ、村民はバラバラになります。しかし、その困難に屈せず、もう一度、愛する故郷を再建しようと努力しているという内容でした。
これをもとに、今回は望郷と故郷の再建ということをテーマにしました。
リンゴをもってきたのは画面がキレイだからです。それに東北はリンゴ農家が多い。世界中にリンゴの木を植えるために旅している『りんごぼうや』は、久しぶりに故郷をめざして帰ってきます。故郷を美しいリンゴの里に蘇らせるために!
やなせたかし」
現在、映画製作は順調に進められています。
私たちは、やなせたかし先生の亡き後、先生の生んだアンパンマンとともにその精神を引き継ぎ、守っていくことをここに誓います。
そして、愛と勇気の世界最弱のヒーロー・アンパンマンは、これからも変わらずずっと飛び続けます。
・やなせ先生が描かれた本映画原案の画像

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アンパンマン公式ポータルサイト:http://anpanman.jp/
『それいけ!アンパンマン りんごぼうやとみんなの願い』
7月5日(土)元気100倍ロードショー
©やなせたかし/フレーベル館・TMS・NTV ©やなせたかし/アンパンマン製作委員会2014
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